あれは2014年の夏だった
あれは、2014年の夏だった。
元気に暮らしていた梅雨明けして間もない夏の日。
自宅の近くにある小さいクリニックの先生が、おへそのあたりの拍動が気になるといって、エコーをやったものの確定に至らず。
大動脈瘤があるかもしれないと。
「え?痛くも痒くもないんですけど?」
大学病院に紹介状を書いてもらって、病院に行き、循環器内科でCTなどの詳しい検査を受けた。
その時に外来を担当していた先生は多忙らしく、しばらく外来の担当はできないっていうので、1か月後の7月の終わりに結果を聞きに来てくださいと。
大動脈瘤かもしれないと言われてきたんだけど、1か月先とか、案外放置してても大丈夫なものなのかな?破裂とかの危険性はないのかしら?
なんて思ってはみたものの、先生が言うんだから大丈夫かとお気楽。
言われたとおりに7月の終わりに病院に結果を聞きに行く。
循環器内科の先生いわく、
血管外科の先生が写真を見て、すごく大きな大動脈瘤があるということだから、血管外科に明日の予約を入れておくので受診してください。
え?大きな大動脈瘤があるのに明日なのね?なんて、微妙な気持ちもあれど、翌日改めて病院に来ることに。
(ワタシの心の声:二日連続で病院に来るのは大変。仕事がぁ~(泣))
翌日、血管外科を受診するべく病院へ。受付を済ませて待っていると、9時過ぎに呼ばれた。お、今日は早いじゃん~。
診察室に入ると、
今から入院してもらいます。12センチあるから。いつ破裂してもおかしくないので。
え?今から入院って?心構えなんて微塵もないのに?
(つづく)